今日のディンギーには福沢さんと、マイケルが参加しました。本当はモスの補修の日なのですが、仲間もいることだし、、「少し乗ってから補修すればいいや」と軽い気持ちで出港。これが悪夢の始まりでした。。。
最初は5m/sくらいのちょうど良い風だったのが、漁港の防波堤を出た後だんだん強くなり、沈の連続で結構厳しい状況になっていました。そしてさらに風が上がり、ちょっとやばくなってきたかな?と思った頃には既に私の手におえなくなっていました。おそらく9m/sくらい吹いていたと思います。葉山14では問題ない風でもモスでは事情が違います。メインシートを全部解除してウィングにしがみついているだけ(舵もメインシートも持たない)でも勝手に船が走り出してしまいます。この状態でしばらく走ると、セールやブームに溜まった水が抜けて船が起き上がり、なんとか舵を持つことは出来るのですが、きちんと走らせていない(風のパワーがスピーになっていない)ため、またすぐに沈してしまいます。漁港に帰るためにはタックする必要があるのですが、舵を切っても風位に向いて止まってしまい、風位を超えることができません。あとで元オーナーに聞いたところ、強風の状況ではカニンガムとバングを思いっきり引くことでセールをフラットにして、パワーを抜く必要があるとのことです。とにかくモスはセールのセッティングにかなり影響されるということがわかりました。
そうこうしているうちに、船が流され漁網に接触。。何度か脱出を試みましたがうまくいかず、せめて漁網に傷を付けるのだけは避けなければと思い、引っ掛かっていたセンターとラダーを抜き、アウトホールも全て解除することにしました。これでセールにかかっていた風圧が緩和されましたが、自由になったセールが魚網のロープと擦れて、破れてしまいました。

セールの破損(画像のクリックで拡大)
とその時、ウィンドサーフィンの結構ベテランそうな人がこちらにやってきました。「風が強いのはわかるけど、なんとか起こせないの?」と言いますが、何ともなりません。そうこうしているうちに、ボートやマリンジェットが何台も集まってきて、みんな心配そうに見ていました。結局、マリンジェットに引っ張ってもらって網から脱出。その後、山田造船(モスの泊地)の仲間(モーターボート)も到着して、そちらに交代しました。強風下でこれだけ抵抗の大きいものを曳航していると、小さいモーターボートでは風に立てて進むことができません。そのため、一旦猿島に避難し、船体を分解して船に乗せて帰りました。改めて思いましたが、モスは自立しないため半沈または完沈状態で曳航する事になり、マストを立てたままの曳航は非常に困難です。

この船にレスキューしてもらいました。
帰航して船体を確認したところ、以下の部分が破損していました。
・曳航でフォアステイの取り付け金具が曲がる
・バウの損傷
・ラダーのフォイルがぐらつく
・セールの破れ
逆にこの程度で済んで良かったです。
一歩間違えると大事になっていたと思うと本当に怖い思いです。腕が上がるまでは、もう少しレスキュー体制の整ったハーバーに移動して練習したいと思います。今回お世話になった方々、どうもありがとうございました。
風速:午前5-9m 風向:南東 天候:晴れ